題材はぼんやりでもいい。
- Nanako Murakami
- 2018年9月4日
- 読了時間: 2分
更新日:2018年11月12日
2017年2月頃、
「映画をつくる」という夢の元入学した大学での卒業制作で
「映画をつくる」ことを決心したムラカミ。
一個上の先輩方の卒業制作展に行き、帰り際に書かされるアンケートの
「あなたの卒業制作は何をつくる予定デスカ?」的な欄に
テキトーに「ミュージカルっぽい映画撮りたいナ」的なことを汚い字で書いた。
ちなみに母校の卒業制作展はしょぼい。
作品がしょぼいとかじゃなく
学内でひと教室にひとつのゼミがぎゅうぎゅうになって展示する。
小学校の授業参観で、父兄の方々がついでに見る用にと図工室とかに乱雑に置かれた
粘土のロボットやライオンの展覧会的な感じの匂い。
もちろんしょぼい作品もいっぱいある。
でもそれがその人の大学生活4年間全てを物語っていてとても面白い。
それに、ムラカミは入学前の高校3年生の時に一人で卒業制作展に行き、ある映像作品を見てすんごい感動した。
技術とかセンスとかそういうもの以外でワクワクさせられるものがあることに気付いて
ろくにPCもカメラも使えなかった自分の可能性を感じた。
とってもとっても話が逸れたが、とりあえず「ミュージカル映画っぽいもの」を
撮ろうという漠然としたビジョンがなぜかあった。
完成時にプレゼンする時とかインタビューしてもらえる時、
毎回「なぜミュージカルガールズムービーを撮ろうと思ったのですか?」と聞かれたものだ。
インタビュアーさんも観てくれる人も、興味ないだろ、と
そんなん聞いてどうすんだよ、と
素人の映画の裏側なんて誰も興味ないだろ、と
ドヤ顔で自分の作品語るなんてこっぱずがしくてありゃせんよ、と
ひねくれムラカミはひねくれにひねくれまくりながらも
ない脳みそをフル回転して制作の動機をそれっぽく考えた。
「好きだからです!」
授賞式の大きなスクリーンで流れた作品の紹介ムービーで流れた私の制作動機は
本当にバカ丸出しだった。
でもそれ以外思いつかなかったし今でも思いつかん。
どうせお金と時間を膨大にかけて何かをつくるんなら
好きなものつくろうぞ。
と声を大にして言いたい。
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